フロントバッグサポーターのバージョンアップ 2022-1121

2022年11月21日
自転車のこといろいろ 2
2011年に製作した自作のフロントバッグサポーター。
トーエイ製オリジナルステムのクランプボルトを利用したものだ。
フロントバッグもしっかり固定できるうえに、バーの上部を持った時に手に干渉しないので、使い勝手が向上した。とはいえ、使えるのはこのステムに限定されるのがイマイチだった。ちょっとゴツいのもイマイチかな。

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以前BS ATLANTIS AC-545で試してみた、リクセン & カウル(RIXEN & KAUL)のアタッチメント。フロントバッグが少し遠くなるのが弱点だった。

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可能ならオーダーで製作するのが一番スッキリするし、見栄えも良い。日東でもパールに合わせた同様のシステム「ZAO」を使用する手もあるにはある。とはいえそれなりに高価だ。
比較的安価で、既製品でかつ汎用性のある何かを活用してこういうものができないか?そう思いながら色々と使えそうなものはないか物色していたが、かなりしっかりしていそうな物を見つけたので、工作の時間となった。


ミノウラ汎用クイックリリース型アルミ正クランプ「SM-2229-2」というアクセサリーのひとつだ。
一個あたり実測重量は55gだった。

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取説を見るとより分かり易いかも。
ハンドルバーならほとんどの外径に対応可能なようだ。

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探検ホルダー(バッテリーライトホルダー)にも採用されているクイックリリース構造になっている。この写真の左側の二つのネジ穴がポイントだ。この雌ネジ穴は5mmで、ボトルケージなどのネジと同じサイズ。ここを利用して何かできるんじゃないかと思ったわけだ。
左の箇所にはクランプの支点があって、この位置を長いボルトで調整できる。(この写真では上下方向に動く)大抵のハンドルバーに取り付け可能なのはこの機構のおかげ。
またバーとクランプの間に噛ます透明ビニール製シートも同梱されている。

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以前製作したサポーターのアルミプレートを流用し、そこにバッグの大きさに合わせて5mmネジ用の穴を追加した。バッグの方にも同じ位置に穴を開けて、ボルトを貫通させる。

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バッグ内。
バッグを貫通したボルトは頭方向をバッグ内側に向ける。ボルトの頭の形状は「トラス」「ナベ」「ウエハー」などの突起の少ないタイプがいいと思う。ワッシャは、バッグ素材が帆布なのを考慮して径の大きめな物をチョイスしてみた。インナーに鉄板が入ってはいるが、念のための対策だ。ちなみに、ボルトナット、ワッシャーなどは全てSUS製である。

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横から見る。
このクランプとアルミプレートの間には5mmボルトに対応したアルミ製5mmのスペーサーを入れた。手の入るクリアランスも良さそうだ。

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アルミプレートとバッグの間には、クランプとアルミプレートを止めるためのボルトの頭の逃げのため、5mmのアルミスペーサーを入れているが、2〜3mmくらいのスペーサーの方が良さそうだ。あるいは5mmボルトに合わせたナットを嵌めても良いかもしれない。
また、アルミプレートの左側に見えている袋ナット蝶ネジにする手もある。この場合、各バッグにボルトを仕込んでおく。そうすれば、クランプをハブと見立てれば、工具を使わずバッグの使い回しできる。


バッグ上部で固定されるので、バッグの底のベルトは付けていない。

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少しの間、これで様子を見よう。
今回はBSの汎用バッグを取り付けたが、具合が良いようならオーストリッチのF-104にも同様の加工をしてみる予定。

こういう気の利いたアクセサリーっていいね。
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gustimoto
Admin: gustimoto
70〜80年代のサイクリング車が大好物!

Comments 2

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SC15R

こんばんは。シルキャンです。
ランドナーのフロントはこのミノウラクランプとオストリッチF-516の組み合わせでずっと使ってます。便利ですよ。

2022/11/21 (Mon) 21:57
gustimoto

gustimoto

To SC15Rさん

シルキャンさん

超ご無沙汰しております!
最近はBAND & DRUMの復活で記事アップも遅れがちでした。

既にお使いでしたか。なかなか良いですよね、これ。
他にも色々と使えるんじゃないかと、妄想進行中です。

2022/11/22 (Tue) 09:09